紳士とは?

会ったことありますか?

 

紳士、ジェントルマンって人に。

 

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まあ、ないですよね。自分もです。

 

イメージの中では、この単語聞くと、きっと

 

 

ダーリントン卿みたいな人なんですかね。

 

天井の高い屋敷に住んでて、シガーや、ワイン、ブランデー、

スティーブンス氏みたいな、優秀な執事がお付きにいて、

何の仕事してるか分からないけど、まあ、富豪で、

ウェットに富んだ言葉を連発して、笑い方も上品で......

そんな感じなんですかね。

 

先日、髪を切り行った時に、ご主人に聞いた話で。

切って貰いながら仕事のストレスを愚痴る方も多種多様ですが、

中でも多いなと思うパターンで、

比較的、「公」もしくは、それに近い仕事している人の吐き出しが

多い印象を受けますと。

 

それらの人は、「おまえらはして当然だろう...」と、

要求や、態度など随分強い言葉で攻められる事が多いらしく、

(あくまでこれは、そのご主人の個人的な見解です)

抱えるストレスが多いんでしょね、みたいな話聞きました。

 

会話の例でもあったんですが、たまに、

帰宅途中で、駅とかで、電車が遅延した時とか、何かあったんでしょうかね、

駅員さんに、ものすごい偉そうな態度で文句を言ってて、

一生懸命に対応に追われているなんて情景みたことあります。

 

あれ、何なんでしょね。不快ですよね。言っている人、無意味に偉そうに、

訳わかんない要求してますよね。

「電車、動かせよ」とか。いや、無理でしょう。

 

 

 

昔むかし、読んだ雑誌の中で、

 

 

ソワニエ」って人がいるって聞いて。

 

まあ、お店でいうところの最上級顧客という意味らしく。

 

フランス語ですかね。

 

印象的な話で、ソワニエは、お店に対してのサービスや、味のクオリティに対しては、

厳しいのは、当然ですが、

 

会計で文句は、言わない。

 

比較的に、ピークは、避けて落ち着いた時間帯に来店するとか...

 

店がこんできたら、ここ空くからいいよと、さっと会計済まして帰るとか....

 

若い修行している料理人の成長をみてて、たまには、俺に作ってみろと言って

練習させたりとか...

 

いわゆる良い顧客というだけでなく、店を愛してくれていてレベルを引き上げてくれるようなお客様というんですかね。

 

サービスマンやシェフと食事に関しての、それは、気の効いた会話するですって。

 

 

 

コーヒーショップにいて。

なにもすることなく、ぼーっとしてる時とか。

本読んでいる人、見るの好きなんです。

人間観察。

こういう人がどんな本読んでるんだろう?

外国小説?

ビジネス書?

恋愛小説?

 

ちょっと気になったりするんです。

で、見てて気になることがもうひとつ会って。

 

まあ、綺麗な女性とか、いたりすると、特に見ちゃったりするんですけど。

 

そういう方が、帰り際に、椅子をきちんと戻すか?

 

もとの位置にきちんと正すとか、すっごい気になるんです。

 

きちんとしたオーラ出してる方は、必ず椅子戻します。

 

(この場合は、淑女っていうのかな..)

 

ああ、いいなという雰囲気だしてる方が、そのままで帰ったりすると

 

なんだか、惜しいな、と思ったりしてしまいます。

 

 

「紳士」

って、言葉から連想するような話をいくつか.....

 

決して、紳士だったらしないだろうこと....

紳士の輪郭線かなって話....

紳士的な振る舞いなこと....

 

 

とりとめもなくなってしまいましたが、

いつか、「 紳士 」に会える日は、くるんでしょうか?

 

紳士でもない、なんでもない、決して、なれない自分は、そう思ってたりします。

 

記憶は、どこからはじまっているのか?「Star Wars Episode Ⅳ」

 

生まれた時の記憶がある、と言ったのは、三島由紀夫でしたっけ?

 

あやふやな記憶を辿りながら、ちょっとした実証めいた証拠を並べながら、それでも

 

産湯の盥の光が記憶にあるみたいなことだったと思います。

 

 

好きな季節を尋ねれば、人は、きっと、生まれた季節を答えるでしょう....

 

それは、きっと、記憶のはじまる風景だから。

 

季節の風景だったり

 

肌に感じる温度だったり

 

緑の匂いだったり

 

心地よく感じる風だったり

 

生まれたばかりの新鮮な記憶が残っているから

 

なんて話も聞いたことあります。

 

 

よく、子供が胎内のいた時の、親の会話や、生活の音みたいなモノを生まれた後の

 

数年は、残っているみたいなことを言う人もいます。

 

はてさて、自分はどうなんだろう?

 

 

記憶は、何時? どの場所?からはじまっているのか?

 

 

 " 薄暗い部屋、密閉された空間の中。

 

 がらくたばかりがつまってて。

 

 四方八方から壁が迫ってきて。

 

 逃れらない状況の中で。

  

 区切られた空間が、どんどん狭くなってくる。

 

 はやく、なんとかして、逃げなきゃ、一刻もはやく

 

 どうやって、どうやったら、ここからでることが出来るのか?

 

 絶望的に叫ぶ大きな猿......

 

   その雄叫びが、狭い部屋へこだまする "

 

 なんていう画からはじまってるんです。

 

根拠もなく、この景色から僕の記憶は、はじまっている気がします。

 

なんだったんだろう?あの部屋?あの猿?あの迫り来る絶望的な状況?

 

繋がって、その理由が分かったのもずっと後だった気がします。

 

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まさか、まさか、ちっちゃい頃、映画館で観た、有名な映画のワンシーンだったなんて。

 

映画好きの理由も、それが為でしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

スマホを捨てよ、町へでよう。

 

最近、そんなことよくよく考えるんです。

 

電車、乗るとすっごいすよね。

 

スマホの画面を見ている人の率。

 

この前、車両にのっている19人中、18人がみんなスマホ見てました。

 

見てないのは、寝てる人だけ。

 

ああ、あと、自分か.....。

 

この前読んだ、本の中で、ちょっとSFチックな小説風で、未来に生きる人の

 

生活モデルのパターンが、書いてあって。

 

 

 

その中で、情報と時間に追われ追われ、疲弊しちゃってる企業人みたいな人が

 

でてきて。

 

それ思い出しちゃったんです。

 

なんだか、その走りが、今の世の中の、この車内の風景なんだって。

 

 

ちょっとずれますが、スマホでできることって、どうなんでしょう?

 

頭打ち感でてませんか?まあ、できることの先は、見えたみたいな。

 

本を読むために、活字に目をおとす時間。

 

スマホの画面の照り返しの光を浴びながら情報を探っている時間。

 

どっちが、いいんだろう?

 

人生の価値ある時間を、手に入れるには.....

 

人によりけりかな......。

 

まあ、価値観の問題。

 

世の中でトマト嫌いで食べれらない人っているぐらいですから。

 

でも、でも、世の進化ってすっげえなと思ったのは、

 

これとか、

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これとか、

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の方向へ世のガジェットが向かうと知った時。

 

これって、確実に、スマホの画面に落としている目線を、目の前に景色や、人に向かわ

 

せるものなんだと。

 

それにより、今、目の前の風景の中に、存在する、モノ、コトこそ、世の中を楽しく、

 

生きるヒントや、追い求めなきゃあいけない、何かが発見できる、

 

そんなことをふと、思ってたりする、今日この頃です。

 

 

人は、変われる、なんていう勘違い。

若い頃は、といっても14-5年前ですかね。

 

どこか遠い土地にいけば自分は、変われる。

 

生活のしがらみからと時間から、逃れられれば新しい世界と価値観が広がりそれを自分

 

で、手に入れらる、なんて夢想していた時期がありました。

 

旅行すれば、悟りをひらけるぐらいの感覚だったかもしれません。

 

ヒッチハイクが、周りの友達の中で流行った時期がありまして。

 

学生で時間あるので、自分も参加しようと。

 

沢木耕太郎さんの深夜特急なんか読んでて憧れてたもので。

 

 

「北を目指そう」

 

根拠も理由もないですね。

 

で、地元の高速のインターの入り口立って、もってきた大きなスケッチノートに富山と

 

大きく書いて。

 

北を目指す訳ですよね。ひたすら、北へ。なんか、演歌なんですよね。

 

おおよそですが、30分かな。それぐらいあれば何かしらの車が止まってくれるんです。

 

みんな、退屈な一人運転の中、話相手求めてる人が意外に多くて。

 

「なんでこんなことやってるの?」

 

「自分を変える為です!」

 

なんてことは、言える訳ないので、

 

「知らない土地を見てみたいんです!なにせ、お金は、ないんですけど、暇な時間は、

 

たっぷりあるので」

 

「いいよね。学生さんは」

 

「今、お仕事何されてるんですか?」

 

みたいな会話をずっとする訳ですよね。結構、雰囲気に誘われてか、運転手さんの過去

 

の話とか、家族、仕事、人生観、恋人の話とか多かったですね。

 

社会で過ごしている”おとな”に接する機会少ないのでそんな話全てが、面白かった。

 

で、しばらく進んで、目的地近辺についたんで。

 

適当にスーパーとかで果物とか買って食べて。

 

寝袋で寝る訳ですよね。ゴソゴソっと。

 

その日は、いっつもすぐ眠れる筈が妙に、目が冴えてね。

 

なんか、眠れなくて。

 

話し声が遠くから聞こえてくるし。

 

誰かが、起こしに来たような気もしたりで。

 

細切れの睡眠の中、浅い眠りがずーと続く訳ですよね。

 

で、しばらくして....。

 

目蓋が、真っ赤に染まり。

 

顔に当たった日の光で起きて。

 

汗ばんでいる顔を感じて。ゴソゴソっと起き出して。

 

気付くんです。ああ、もう、目的地に着いていたんだなと。

 

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          " 東尋坊 "

 

よくよく調べると、きちんときちんと、「自殺の名所」でもあったりするんですね。

 

いやあ、無知って怖い。自分霊感とか絶対ないんですけど、旅行から帰って、それ知って

 

あとで、本当に、怖くなった。

 

不思議なもので。よくいうその時の帰り道って、ほんとなんだか憶えていないんですね。

 

行きのことは、結構しっかり記憶に焼き付いているのに。

 

で、帰って来たいつも通りのの、家族の風景、学校の様子、アルバイト先の人間関係、

 

すぐさまそんなのに、馴染んで、巻き込まれて。

 

「あれ、おれ、変わっていないぞ」

 

「いくまえといくあと、何か変わった?」

 

それが驚くほどのの平行移動ぶりに自分でびっくりしました。

 

成長の実感ってそもそも人は、希薄なものなのかもしれませんが、何を期待していたん

 

だろう?旅行の面白さと、自己に意識に感じるギャップのあまりさにハズレくじでも

 

引いたような損した気分になりました。

 

せいぜい、友人にお酒を飲みながらのハナシのネタが増えたくらい。

 

周囲の面白そうね!なんて言葉に悦に少し入れるくらいの変化。

 

いつもと変わらない日常の進み。

 

人は、どうやったら変われるのか?

 

何を成長と言えるのか?

 

今でもわかりませんが、きっと、多分、ヒントは、自分の内面への視線をどこまで深く

 

掘り下げるられるのか?

 

漠然とした答えは、そこにあるような気がしてました。

 

外には、なく、内にある。

 

答えは、まだ、でていません。今でも探しつづけて、世界と自己の内面への旅行を

 

続けていこう、なんて思ってたりします。

 

 

宇宙って感じたことある?

「どういうこと?」

 

「ない?そんな風に思ったこと?」

 

「ないよ」

 

「本当にない?」

 

「んんん、そういえば、.....」

 

「なになに?」

 

「ああ、なんか、木漏れ日で、たくさんの葉のシルエットの隙間から、ちらちら光の様子

 

が見えるみたいな感じの?」

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「ああ、いいね、続けて....」

 

 

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「海に入った時に、なんかうまく表現できないような安らぎを感じる瞬間な感覚とか?」

 

「そうそう、他には?」

 

「ないよ、そんなに要求されても」

 

「 "インターステラ" って観た?」

 

「観てない」

 

「そっか、じゃあ、2001年宇宙の旅とか...止めた、こっち方面のハナシは」

 

「そもそも、そんな問いかけするのって、あなたなんかあったんでしょ?」

 

「バカにしない?」

 

「しない」

 

「こいういうジャンルの話すると、絶対気取ってとか嫌味とか言われる気するんだけど」

 

「そもそもそれ話したいから振ったんでしょ?しなきゃ」

 

「そうね。ある人に貰ってね。シャンパンって飲んだの。

 

 

 

フランスのジャック・セロスって人の作ったやつ。なんかもうすごかったの。

 

飲んだ瞬間ね。自分が、小さくなったり、大きくなったり、床がストーンって落ちて、

 

登っているような、落ちているような、今だったり、過去だったり、

 

いろんなものが一気に迫ってくような感覚で、」

 

「?」

 

「そんなの、ねえ、分かる?」

 

「わからない」

 

「そうよね、私自身もよくわかんない感覚に襲われて、きっとこれがね。いろんな感覚

 

が、もう幾層にもなって現れて、自分がどこかしらに繋がっているような、ふくまれてい

 

りような感じで。よくわかんないからこそ、こう名付けるしかないのかな、これって、

 

 

宇宙なんだって」

 

「あなた、大丈夫、熱でもあるの?それかもうお酒とか飲んで酔っ払ってんの?」

 

「ああ、やっぱりやめればよかった。きっと、そんな風に言われると思ったの、

 

しなきゃ、よかったこんなはなし」

 

 

 

 

 

タバコについてあれこれ。


Platters - Smoke Gets In Your Eyes - YouTube

 

政治家でもなんでもそうですけど、世の価値観のびっくりするくらいの変化とか、

 

転換とか、ひっくり返る感じってなんでしょうね。

 

表裏一体、聖と俗、美と醜、悲劇と喜劇、有名、無名...まあ、いろいろ。

 

そんな中、いっつも思うのが、「 タバコ 」の変遷ってえらいことだなと。

 

だって、そもそも僕らの若かりし頃ってもう、20年くらい前のハナシになるん

 

ですけど、吸うきっかけなんて「憧れ」でしたから。

 

「タバコ吸うのってかっけえな」ほとんどの皆がそういう感じから吸い始めた

 

のでは?なんて思います。

 

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当時の先輩が....松田優作が....好きな作家が.....ロックにはタバコでしょ....

 

みたいなマネが入り口でしょ。

 

木村拓哉さんが、ドラマで吸ったタバコとジッポーが売れに売れたなんて話も

 

聞いたことありますし、やっぱ原型は、そういうものなんだろうと。

 

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まあ、ビールや、コーヒーなんて大人の嗜好品は、往々にしてそういうとこあ

 

りますけど。それらに興じてる人たちと出している空気感、世界観みたいなこ

 

ものの伝染とか言ってよいのかな。

 

 

ところが、ところが、

 

今じゃあ、喫煙者は、入社させないので志望の場合は、タバコをやめる誓約書

 

を書かさせる会社もあるなんて聞きますし。

 

グリーンセイレーン帝国によるシガレット反乱分子の撲滅。

 

 

でも、だからこそに大勢のyesという声なんて、当てになんないなと。

 

少し経てばみんな違うこと言ってるよ、ぐらいな目線で物事は、いっつも

 

見るようにしてたりします。

 

 

世の中の一貫性、統一的な見解、絶対の価値観なんて、もしかしたら幻想かもって。

 

はてまた、揺り戻しで、また煙草文化が流行ったりとか.....

 

 

まあ、何にしろ世の起こることなんてそうそう誰にも分かる訳ないので。

 

 

そんな自分は、ずいぶん前に、体に合わなくて辞めてるんですけどね、タバコ。

 

 

でも、もしかしたら「憧れ」という気持ちだけは、いまでも自分の中に、静かに、

 

穏やかに、残っているような気がします。

 

消そう消そうと、手で煽いだってそうそう消えないよ、それ、なんて妹の声が

 

遠い昔から聞こえてきました....

 

 

 

 

『人は、誰でも自分の詩人をもっている』 - 後編 -

ヒミツ 秘密 ㊙︎

なんだろう?

 

何かを隠しているそぶり?

なんとなしにそれとなく感じてくるんです。

 

......きっと、ウチの家系は、日本の家系じゃあないな

おそらくは、父型が在日なんだろう.....

 

そういう土地柄だってのも、ようやくのこと分かってきたんです。

 

そんな時、15歳の時だったかな。母親の買い物に付き合った帰りにいきなり

しんみりしたモードに入って。

「実はね....」って

はじまるんです。そういう空気。

 

「お母さんね。お父さんと、結婚する時に、親と親族に大反対されたの。そいういう血縁

の人と結婚するつもりなら、(正確には、人じゃあないぐらい言われたらしい)

2度とウチの敷居は、またぐな」

でも、結婚したの。勘当ってやつ。されて。

お父さんのこと好きだったから」

 

いや、この話。もっと早く聞きたかった。だから、僕が生まれた。

率直に伝えたら、母親も少しだけ、うれしそうに笑っていました。

 

『世の中の本当に大事なことって目に見えない』

ですね。王子様。

 

まあ、青臭いんですけど、15歳なんで。

純粋恋愛みたいなものかなと、勝手に感動しておりました。

 

まあ、スケール感は、違うんですけど。

金城さんの小説に出会った時に、本当に思いました。

こういうのが、

「人は、誰でも自分の詩人をもっている」

っていうことだなと。詩では、ないんですけど.....

 

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