好きなヒトが、消える瞬間って?

好意的な感情が消えたり、無くなったりする瞬間って、

 

人の中でのどんな化学反応が起こっているんでしょうか?

 

 

むかーし、むかーし、といっても

 

15-6年前ですかね。

 

やや距離の離れたところに住んでる女の子と付き合ってたことあったんですけど、

 

当時は、ネット社会でもなんでもなんでもないので、高額の電話料金と、手紙なんか

 

で、やりとりしてて、交通費の為に、必死でアルバイトしていまして。

 

で、なんか、だんだんしっくりこない感じになってきて、ある時、久しぶりに会いにい

 

くなんて約束してた日がきたんですけど。

 

ところが、前日、バイト先が、忙しく、厳しい店長にしごかれて、どうにも、疲れて動

 

く気がなくなってて....

 

 

朝起きて、

 

電話して「体調悪く、いけない」の連絡に、まあ、それそれは、キレられて。

 

さんざん楽しみで、いろいろ準備してたのに、何それ、みたいに言われ、

 

で、「もういい」、みたいに冷たく電話を切られて。

 

ああ、これは、ヤバイと思いそこから踏ん張って慌てて準備して女の子の部屋に、

 

4時間かな、かけて向かったんですけど。

 

玄関先について、扉あけた瞬間に、

 

彼女の中で、感情が消えてたんです。ポンっと。

 

なんだか、自分を他人を見てるみたいな眼で見てるんです。

 

怒っているとかでなく、完全に好意の感情が雲散霧消。

 

まあ、それはそれは、「はい次のカター」といった感じで、

 

テンポ良く、別れバナシに進んでいきました。

 

 

 

 

エンドロールに近いナレーションで、仲の良かった友達と、次第に疎遠になったいった

 

なんて言っていた部分があって、確かに、自分にも、似た記憶あるなと。

 

あれだけ、仲の良かった小学生の友人たちと、中学に上がってから、急に関係が遠く、

 

離れていった記憶があって、

 

それは、環境なのか?

 

一種の幼小期から、の通過儀礼なのか?

 

なんだか、分析できないような寂しさだけが、今でもずっと残っています。

 

 

 

どうにも故郷がいやで、無理やり仕事先見つけて、新しい土地でやり直そうって

 

思った時があって。

 

学生時代の友人が卒業後に、その土地に、住んでたので、無理やり、転がり込み

 

一時期同棲生活してて。

 

自分が、他人と生活するのって、これが初めてだったのかな?

 

最初の1-2ヶ月は、順調だったんですけど、徐々に仲悪くなってきて。

 

まあ、お互いのことが、細々いろいろ目について嫌いになってくんです。

 

なんで、トイレ、もっと綺麗に使わないんだ!

 

とか、

 

料理したら、フラにパンは、すぐ洗って反対に伏せろよ!

 

とか、

 

靴下干す時は、指先の方を、洗濯ばさみに挟めよ!

 

とか、

 

なんでしょうね?今、思うと、本当なんでもないんですよね。

 

でも、些細な瑣末なことが、お互いのいらいらの原因でした。

 

まあ、夜中に私が、電話してて、眠れない友人に激怒されて、その同棲生活は、終わり

 

ましたけど。

 

喧嘩の最中に、「お前は、いつも俺を下に見ていた!」

 

凹みましたね。そんなセリフ親友と思っていた人に言われて。

 

それから、10年ぐらいかな?まったく連絡とらない関係になってしまいまして。

 

まあ、おっさんになって和解したんですけど。

 

お互いあの時は、悪かったなんてな感じで。

 

 

いまだによくわからないし、ひたすら不思議で仕方ないんですけど。

 

人の好き、嫌いの感情ってどんだけ、気まぐれで、我儘なんでしょうか?

 

いっつもいっつも振り廻されているなんて思うのは、自分だけかな?