タバコについてあれこれ。
Platters - Smoke Gets In Your Eyes - YouTube
政治家でもなんでもそうですけど、世の価値観のびっくりするくらいの変化とか、
転換とか、ひっくり返る感じってなんでしょうね。
表裏一体、聖と俗、美と醜、悲劇と喜劇、有名、無名...まあ、いろいろ。
そんな中、いっつも思うのが、「 タバコ 」の変遷ってえらいことだなと。
だって、そもそも僕らの若かりし頃ってもう、20年くらい前のハナシになるん
ですけど、吸うきっかけなんて「憧れ」でしたから。
「タバコ吸うのってかっけえな」ほとんどの皆がそういう感じから吸い始めた
のでは?なんて思います。
当時の先輩が....松田優作が....好きな作家が.....ロックにはタバコでしょ....
みたいなマネが入り口でしょ。
木村拓哉さんが、ドラマで吸ったタバコとジッポーが売れに売れたなんて話も
聞いたことありますし、やっぱ原型は、そういうものなんだろうと。
まあ、ビールや、コーヒーなんて大人の嗜好品は、往々にしてそういうとこあ
りますけど。それらに興じてる人たちと出している空気感、世界観みたいなこ
ものの伝染とか言ってよいのかな。
ところが、ところが、
今じゃあ、喫煙者は、入社させないので志望の場合は、タバコをやめる誓約書
を書かさせる会社もあるなんて聞きますし。
グリーンセイレーン帝国によるシガレット反乱分子の撲滅。
でも、だからこそに大勢のyesという声なんて、当てになんないなと。
少し経てばみんな違うこと言ってるよ、ぐらいな目線で物事は、いっつも
見るようにしてたりします。
世の中の一貫性、統一的な見解、絶対の価値観なんて、もしかしたら幻想かもって。
はてまた、揺り戻しで、また煙草文化が流行ったりとか.....
まあ、何にしろ世の起こることなんてそうそう誰にも分かる訳ないので。
そんな自分は、ずいぶん前に、体に合わなくて辞めてるんですけどね、タバコ。
でも、もしかしたら「憧れ」という気持ちだけは、いまでも自分の中に、静かに、
穏やかに、残っているような気がします。
消そう消そうと、手で煽いだってそうそう消えないよ、それ、なんて妹の声が
遠い昔から聞こえてきました....