余韻......好き。

野球好きの友人が、言ってて記憶に残っているんですけど、

「球場に観戦に言った後は、夜のスポーツ番組を観る。

　で、翌日のスポーツ新聞を絶対買って読む」

試合、球場の雰囲気、自分の楽しみごとを記憶の中で再現して浸るって

ことなんでしょうね。

休みに、たまに映画観に行くんですが、

「午前中、映画観ると、観終わった後に時間が沢山ある気がして

充実した気分になる」

なんて言ってて。

まねしてみたんですけど、どうもしっくりこない。

観終わった後に、映画のシーンを思い出したりして再現したりとかしてもう一度、楽しみたいのに、そっからの行動に気が散ってしまうんでしょうね。辞めました。

で、大概、やっぱり、夕方か、夜に観ます。

本を読み終わった時、特に、小説なんて、閉じた後の時間って至福ですよね。好きな登場人物が、あれやこれや、記憶の中から話しかけてきます。

余韻好きなんでしょうね。きっと。

この前、ワインの余韻についての話になって。

ソムリエとかって、口の中の余韻が何秒か？時計とかで、測る人いるらしいよって。

まあ、私もワイン好きなんですけど、

「そのワインの味の余韻っていまいちわからん」なんてきかれて。

ふと思ったんですけど。似たようなのって、健康診断の聴診器のテスト。

あれ、おおきなヘッドイヤフォンつけかすかな音ピーってやつに合わせて

ボタンを押したりはなしたり。あの感覚ににていないかなって。

周囲には、全否定されました。そんな例えあるかよって。

でも、思うんですけど、映像、音、空想の再現ってワインの余韻に似たように、

かすかで、繊細で、儚く、楽しいものなんだなって。